ウェブショップ開設にあたり、経緯を皆様に簡単にご説明いたします。
私は、15年程前から中国貿易を行う繊維関係の企業に就職し輸入商品における生産管理業務に配属されました。12年前には、独立(法人)することに至り、アパレル商品のオーダーをメーカーから受け海外に発注し生産管理に携わってきました。
3年前、あるメーカーより自衛隊向けの商品(バッグ、懐中電灯、小物etc)の注文(40フィートのコンテナ1本)が入りました。通常のアパレルのオーダーと同等の生産管理及び業務に徹していれば何の問題も起きないと思っていましたが、それが失敗の始まりでした。
アパレルとは違い、専門的な知識も無く、今まで使っていた中国の大手工場数社でもできないという結果でした。サンプルが出来上がる度にメーカーに確認して頂くのですが、「この商品では、駄目です!」との事。数点のアイテム全て契約には至りませんでした。
私にとってはショックの連続、時間と経費だけがかかり、何度あきらめようとした事か分かりません。そこで私は、「ここであきらめてはなるものかぁー」っとあての無い工場探しの為、中国出張をするという賭けにでたのです。
まずは、取引のあるアパレル関係の商社(コンス公司)を訪ねて探してもらうという甘い方法を試みましたが、日にちだけが過ぎていくだけで、一週間ほどがたち結果は「難しい!」という返事でした。焦りもでてきましたし、自分なりの葛藤もありました。
後は、自分自身の足で探すしかありません。それはもう大変なことでした。日本から履いていったスニーカーは、中国の道路事情のせいかボロボロになるまで色々な工場を回ってみました。「もう駄目だぁ、駄目かぁー」っと完全にマイナス思考。
20日ほどたったある日、やっとの思いで見つけたのです。それはもう天にも昇る気持ちで涙が溢れて止まらなかったことを今でも忘れません。宝物を探し当てたような気分でした。「神様はやはりいるのだなぁー」と確信したのでした。
早速、担当の方を紹介して頂き、商談にこぎつけ、信用と信頼をもってもらう為に自分なり精一杯のアピールをし、数時間が経ちました。すると、担当者の方から過去に生産した商品と現在生産中の商品のサンプル室に案内されビックリ! 今まで!見たことの無い商品がずらり展示されていました。主にアメリカ、イギリス、ドイツ、中東からのオーダー商品だということでした。
通常は他国 の人には見せることは出来ないシークレット商品だと聞き、夢を見ている様な気分だったことを今でも忘れません。この中国の会社及び工場とも取引が、今年で3年が経ち私も多少なり知識が身につき、今回インターネットでの販売にも力を注ぎたいという思いで、ウェブショップを立ち上げました。
これから、皆様のニーズお答え出来ますように努力をしていく所存にありますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
商品開発担当: 卞 雅琴
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